
皆さんこんにちは!
福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門とする
株式会社CBworks、更新担当の富山です。
今回は、半導体製造を支える「配管工事」が、環境にどのような影響を与えているのかについて、配管業者の視点から解説していきます。
「配管工事」と聞くと、空調配管や水道配管をイメージされる方も多いかもしれませんが、半導体工場での配管は“精密産業の血管”とも呼ばれる特殊な領域。
その施工精度や材料選定、排出物管理のひとつひとつが、製品品質と環境保全に直結する非常に重要な役割を担っているのです。
半導体工場では、次のような配管が多数必要とされます:
超純水(UPW)供給配管
クリーンガス(N₂、Arなど)供給配管
薬液供給・廃液回収配管
冷却水・排気・ドレンラインなどのユーティリティ配管
これらはすべて高純度・高清浄度を維持した状態で流すことが前提であり、通常の建設現場とは異なる極めて厳しい施工環境が求められます。
半導体工場での配管工事が環境に与える主な影響は以下の3つです。
薬品や特殊ガスを搬送する配管では、わずかな漏洩でも環境や人体に悪影響を及ぼす可能性があります。特にフッ素系ガスは温室効果ガスとしても非常に強力であり、厳密な接合精度・漏洩試験・定期点検が欠かせません。
ステンレス・樹脂(PVDF、PTFEなど)といった高価な材料が多用される
プレファブ加工や現場切断に伴う端材・接着剤・フラックスなどの廃棄物が多い
これらは一般ごみとは異なり、産業廃棄物として適正な処分が義務付けられています。
アルゴン溶接やヒューム排出
加熱・送風・真空試験機の使用
高所作業車・照明などの電力消費
日常の施工一つひとつが、カーボンフットプリント(炭素排出量)に直結する時代です。
私たち配管業者にできる環境への配慮として、次のような取り組みがあります:
プレファブ率向上による現場ごみの削減
再生ステンレスの積極活用
廃材の分別回収とマニフェスト管理
非フッ素系溶接方法や接着剤の導入
また、現場での工数短縮による電力・燃料消費の抑制も環境対策の一環と捉えられます。
半導体は“社会の頭脳”であり、その製造現場の裏側には、見えない配管が無数に走っているのです。
だからこそ、私たち配管業者は「精度」と「安全」だけでなく、「環境への責任」も担っているという意識を常に持たなければなりません。
次回は、こうした配管工事が今後どう進化していくのか──未来展望についてお話しします!
次回もお楽しみに!
福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門としております。
お気軽にお問い合わせください。
![]()