オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年11月

CBworksのよもやま話~第18回~

皆さんこんにちは!

 

福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門とする

株式会社CBworks、更新担当の富山です。

 

 

半導体工場の配管工事の未来──精密とサステナビリティが両立する時代へ

 

 

 

今回は、半導体工場における配管工事の未来展望についてご紹介します。

デジタル化・電動化・AI化が進む中で、半導体需要は世界的に急増中。

それに比例して、製造工場の新設・増設・設備更新も盛んに行われており、配管工事の役割はますます重要になっています。

同時に、脱炭素社会・資源循環・グリーンイノベーションといった環境要請が高まる今、配管施工の未来には「変革」が求められています。


◆ 未来のキーワード①:スマートファブと配管のデジタル化

 

半導体工場ではBIM(Building Information Modeling)や3Dスキャニングによるデジタル施工管理が普及しつつあります。

今後は以下のような進化が想定されます:

  • BIM連携による配管ルート最適化・干渉回避

  • VRによる施工前シミュレーションと教育

  • タブレット連携で図面共有・進捗確認・記録管理をリアルタイム化

 

結果として、施工ミスの減少・材料ロスの削減・CO₂排出の最小化が可能になります。


◆ 未来のキーワード②:環境対応型材料と溶接技術

 

配管材の世界でも、以下のような環境性能の高い新素材の開発・導入が進んでいます。

  • 軽量で再資源化可能な高性能樹脂配管(PVDFの代替)

  • CO₂排出の少ない非金属ライニング材

  • 低熱入力型TIG・レーザー溶接技術

 

これにより、溶接中のヒューム削減、資源ロス低減、安全性向上が同時に実現できる未来が見えてきました。


◆ 未来のキーワード③:カーボンニュートラル工事体制の構築

 

今後、配管工事の現場でも「施工時点での脱炭素化」が求められていきます。

たとえば:

  • グリーン電力(再エネ)での加工場運営

  • EV車両による資材搬送

  • 廃棄物ゼロ・リサイクル率90%以上の現場運営

 

こうした“ゼロエミッション施工”を可能にする企業が、今後の半導体設備分野での選ばれる存在となるでしょう。


◆ 未来のキーワード④:技術者不足への対応と自動化

 

配管工事の未来を支えるもうひとつの要素が「技術者の確保と育成」。
今後は、以下のような自動化・支援ツールの活用が進むと予測されます。

  • 配管溶接ロボットの普及

  • AIによる配管ルート自動設計

  • 技能伝承VRトレーニングシステム

 

これらは労働力不足の解消だけでなく、品質の平準化と施工スピードの安定化にも寄与します。


◆ まとめ:サステナブル×精密、それが次世代配管のかたち

 

半導体工場の配管工事は、これからの社会を裏側で支える“要”の仕事。
未来を見据えた施工とは、環境負荷を抑え、品質を上げ、持続可能な体制を構築することです。

配管は見えない。しかし、だからこそ「品質」と「環境配慮」がすべてを語る世界。
私たちはこの誇り高い仕事を、未来につなげていきたいと考えています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門としております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

apple-touch-icon.png

CBworksのよもやま話~第17回~

皆さんこんにちは!

 

福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門とする

株式会社CBworks、更新担当の富山です。

 

 

 

半導体工場の配管工事と環境問題──“見えない工程”が抱える持続可能性への課題

 

 

 

今回は、半導体製造を支える「配管工事」が、環境にどのような影響を与えているのかについて、配管業者の視点から解説していきます。

「配管工事」と聞くと、空調配管や水道配管をイメージされる方も多いかもしれませんが、半導体工場での配管は“精密産業の血管”とも呼ばれる特殊な領域


その施工精度や材料選定、排出物管理のひとつひとつが、製品品質と環境保全に直結する非常に重要な役割を担っているのです。


◆ 半導体工場における配管の役割とは?

 

半導体工場では、次のような配管が多数必要とされます:

  • 超純水(UPW)供給配管

  • クリーンガス(N₂、Arなど)供給配管

  • 薬液供給・廃液回収配管

  • 冷却水・排気・ドレンラインなどのユーティリティ配管

 

これらはすべて高純度・高清浄度を維持した状態で流すことが前提であり、通常の建設現場とは異なる極めて厳しい施工環境が求められます。


◆ 配管工事における環境負荷の実態

 

半導体工場での配管工事が環境に与える主な影響は以下の3つです。

① フッ素系ガスや薬液の漏洩リスク

薬品や特殊ガスを搬送する配管では、わずかな漏洩でも環境や人体に悪影響を及ぼす可能性があります。特にフッ素系ガスは温室効果ガスとしても非常に強力であり、厳密な接合精度・漏洩試験・定期点検が欠かせません。

② 使用材料の廃棄と資源消費

  • ステンレス・樹脂(PVDF、PTFEなど)といった高価な材料が多用される

  • プレファブ加工や現場切断に伴う端材・接着剤・フラックスなどの廃棄物が多い

これらは一般ごみとは異なり、産業廃棄物として適正な処分が義務付けられています

③ 作業時のエネルギー・CO₂排出

  • アルゴン溶接やヒューム排出

  • 加熱・送風・真空試験機の使用

  • 高所作業車・照明などの電力消費

 

日常の施工一つひとつが、カーボンフットプリント(炭素排出量)に直結する時代です。


◆ 配管施工会社としての環境対応策

 

私たち配管業者にできる環境への配慮として、次のような取り組みがあります:

  • プレファブ率向上による現場ごみの削減

  • 再生ステンレスの積極活用

  • 廃材の分別回収とマニフェスト管理

  • 非フッ素系溶接方法や接着剤の導入

 

また、現場での工数短縮による電力・燃料消費の抑制も環境対策の一環と捉えられます。


◆ まとめ:「見えない配管」にこそ、見える責任がある

 

半導体は“社会の頭脳”であり、その製造現場の裏側には、見えない配管が無数に走っているのです。

だからこそ、私たち配管業者は「精度」と「安全」だけでなく、「環境への責任」も担っているという意識を常に持たなければなりません。

次回は、こうした配管工事が今後どう進化していくのか──未来展望についてお話しします!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門としております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

apple-touch-icon.png