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月別アーカイブ: 2025年7月

CBworksのよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門とする

株式会社CBworks、更新担当の富山です。

 

 

 

配管工事の施工の流れ

 

 

 

半導体工場の配管工事がどのように施工されるのか、その流れを詳しく見ていきます。

高純度な流体を扱うため、一般的な配管工事とは異なる特殊な技術や管理手法が求められます。

 

 

 

1. 半導体工場の配管工事の施工プロセス

 

半導体工場の配管工事は、以下のような手順で進められます。

設計と計画立案
材料の選定と調達
配管の加工と前処理
現場での設置作業
試験・検査(リークチェック・洗浄など)
引き渡しと運用開始

それぞれの工程を詳しく解説していきます。

 

 

2. 施工の詳細プロセス

 

① 設計と計画立案

 

半導体工場では、配管の清浄度・耐薬品性・耐圧性 などを考慮した精密な設計が求められます。

✅ 流体の種類(高純度ガス・超純水・薬液など)に応じた配管ルートの決定
✅ クリーンルーム内の空気の流れを考慮した設計
✅ 配管同士が干渉しないよう最適な配置を計画

 

この段階で問題があると、施工後に不具合が生じる可能性があるため、慎重に設計を行います。

 

 

② 材料の選定と調達

 

高純度ガスや超純水を扱うため、通常の配管とは異なる特殊な材料 を選定する必要があります。

 

✅ ステンレス鋼(SUS316L) → 耐腐食性が高く、精密な溶接が可能
✅ フッ素樹脂(PFA・PTFE) → 薬品耐性が強く、薬液配管に適している
✅ 炭素鋼(スチール配管) → 耐圧性が必要な場合に使用

 

材料の選定ミスがあると、配管の耐久性が損なわれるため、慎重に決定します。

 

 

③ 配管の加工と前処理

 

半導体工場の配管は 工場内で事前に加工・洗浄され、現場に搬入 されます。

 

✅ 精密な切断・曲げ加工を行い、設計図通りの形状に整える
✅ 溶接部分の洗浄(電解研磨や化学洗浄)を行い、不純物を除去する

✅ 超純水配管や高純度ガス配管は、工場内でクリーンルーム環境下で製作される

 

一般的な配管と違い、ホコリや金属粉が混入しないよう厳格な管理が必要 です。

 

 

④ 現場での設置作業

 

配管の設置作業は、クリーンルーム内で行われるため、厳しいルールが適用 されます。

 

✅ 作業員はクリーンスーツ・手袋・マスクを着用し、異物混入を防ぐ
✅ 配管の接合には精密な溶接技術(TIG溶接など)が使用される
✅ フッ素樹脂製の配管は継手を使用し、接続部分を最小限に抑える

 

微細なホコリや油分も製造プロセスに影響を与えるため、徹底した清掃と管理が求められます。

 

 

⑤ 試験・検査(リークチェック・洗浄など)

 

設置が完了したら、配管の安全性や清浄度を確認するための 各種試験 を行います。

 

✅ リークチェック(ヘリウム検査)
→ 高純度ガスが漏れないか、ヘリウムを使用して微細な漏れも検出

✅ 圧力試験
→ 配管が耐圧基準を満たしているか、水圧や空気圧で確認

✅ 洗浄・フラッシング
→ 配管内に付着した異物を完全に除去し、純粋な流体を流せる状態にする

 

試験結果が合格した後、工場側の承認を得て、次の工程に進みます。

 

 

⑥ 引き渡しと運用開始

 

試験が完了し、問題がなければ、工場に引き渡し、運用が開始 されます。

 

✅ 最終チェックで設備全体の安全性を確認
✅ 運用スタッフへ配管システムの説明と引き継ぎを実施
✅ 定期的なメンテナンススケジュールを策定し、長期的な運用を支援

 

この段階でのミスがあると、製造ラインに影響を与える可能性があるため、慎重に進めます。

 

 

3. まとめ

 

半導体工場の配管工事は、設計から試験・引き渡しまで、厳格な管理が求められる精密な工事 です。

 

✅ 設計段階で流体の種類や配管ルートを慎重に決定
✅ 適切な材料を選定し、耐久性と耐薬品性を確保する
✅ クリーンルーム内での施工は、厳格な管理のもとで実施される
✅ リークチェックや洗浄を徹底し、異物混入を防ぐ

 

次回は 「半導体工場の配管に使用される材料と特徴」 について詳しく解説します。

どのような材料が使われ、それぞれの特性は何かを詳しく紹介していきます。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

福岡県大牟田市を拠点に、管工事、機械据付工事、プラント工事、制作・溶接工事、熱絶縁工事、足場仮設解体工事を専門としております。

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CBworksのよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

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半導体工場の配管工事について

 

 

 

今回は 半導体工場の配管工事 について詳しくお話しします。

半導体製造は 極めて精密な工程 を経て行われ、そのための環境を支えるのが 配管システム です。

半導体工場の配管は、一般的な工場配管とは異なり、高純度ガスや超純水を扱うため、特殊な技術と厳格な管理が求められます。

 

 

半導体産業は年々成長を続けており、最新のスマートフォンやパソコン、さらには自動車産業に至るまで、幅広い分野で必要不可欠な技術となっています。

そのため、半導体の品質や生産効率を支える配管工事の精度は、業界全体の競争力に直結する重要な要素 です。

今回は、半導体工場の配管工事の基本や、その重要性について詳しく解説していきます。

 

 

1. 半導体工場の配管工事とは?

 

半導体工場では、さまざまな流体や気体を利用し、それぞれの配管が重要な役割を果たしています。

一般的な工場とは異なり、汚染や不純物の混入を極限まで防ぐための高度な技術 が求められます。

 

半導体工場で扱う主な配管には、以下のようなものがあります。

 

✅ 超純水配管 → 半導体の洗浄や製造に必要な不純物ゼロの水を供給する
✅ 高純度ガス配管 → 半導体のエッチングや成膜に使用される特殊ガスを供給する
✅ 薬液配管 → 半導体の洗浄や加工に使われる薬品を安全に運ぶ
✅ クリーンエア配管 → クリーンルームの空気を一定の清浄度で維持する
✅ 排気・排水配管 → 工場内で発生した不要なガスや液体を適切に処理する

 

これらの配管が正常に機能しなければ、半導体の製造プロセス全体がストップしてしまう可能性もあります。

特に、微細なチップを製造する最先端の工場では、配管の清浄度や管理レベルが半導体の品質に直結する ため、配管工事の精度が極めて重要になります。

 

 

2. 半導体工場の配管工事の重要性

 

半導体製造はナノメートル単位の精度が求められるため、ほんのわずかな汚染や不純物が 不良品の原因 となります。

そのため、配管工事の精度が製品の品質や歩留まり(生産された製品のうち、正常品の割合)に直接影響を与えます。

 

 

① 不純物の混入防止

 

✅ 配管内に微粒子や金属イオンが発生しないように設計・施工することが必須
✅ 超純水や高純度ガスが汚染されると、製品の品質に重大な影響を与える
✅ 溶接や接続部の管理を徹底し、配管内の異物混入を防ぐ

 

半導体製造において、ほんの数ナノメートルの不純物が歩留まりを大きく低下させる ため、配管の施工時には 極めて厳格なクリーンルーム管理 が必要になります。

 

 

② 高い耐久性と耐薬品性

 

✅ 薬液や特殊ガスを扱うため、配管材料には高い耐薬品性が求められる
✅ 半導体工場は24時間365日稼働するため、長期間の耐久性と安定性が必要
✅ 劣化が進むと配管の内側に微粒子が発生し、製品の品質低下につながる

 

半導体の製造工程では、フッ素系のガスや酸性・アルカリ性の薬液が使用されるため、一般的な工場よりもはるかに高い耐薬品性を備えた配管材料が求められます。

ステンレス鋼(SUS316L)やフッ素樹脂(PFA・PTFE)などの特殊素材を採用し、長期間安定した品質を維持することが重要 です。

 

 

③ クリーンルーム環境の維持

 

✅ クリーンルームの空気の清浄度を維持するため、排気配管の設計が重要
✅ わずかなホコリやガス漏れが半導体製造プロセスに悪影響を及ぼす
✅ 配管内部の清掃やメンテナンスを定期的に行い、異物混入を防ぐ

半導体工場では、配管の影響で空気の清浄度が損なわれると、製品の不良率が上昇します。

空気やガスが循環する環境を最適化することが、最終的な製品の品質に直結する のです。

 

 

3. まとめ

 

半導体工場の配管工事は、高度な技術と厳格な管理が必要な精密な作業 です。

適切な施工を行うことで、半導体の生産効率や品質を最大限に高めることができます。

 

 

✅ 超純水や高純度ガスの供給には、不純物混入を徹底的に防ぐ施工が求められる
✅ 耐薬品性や耐久性の高い材料を使用し、安全な配管システムを構築する
✅ クリーンルームの環境を維持するため、排気やエア管理の精度も重要

 

配管の施工精度が、半導体工場の生産効率や製品の品質を大きく左右します。

そのため、高い技術力と専門知識を持つ施工業者の選定が非常に重要 となります。

 

 

次回は 「半導体工場の配管工事の具体的な施工プロセス」 について詳しく解説します。

施工の流れや、どのような技術が使われるのかを詳しくご紹介します。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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